6月1日昼公演「第17捕虜収容所」

今日で大阪千秋楽。約1ヶ月間おつかれさまでした。
今日で健ちゃんがスッパリ煙草をやめられますように!(笑)



遅くなりましたが、6月1日に観に行ったときの感想です↓↓文章めちゃくちゃですがご了承ください…。





ネタバレなしで観てきました。
面白かったです!随所に笑いが散りばめられてるんだけど、それと同時に緊迫感みたいなのがずっと続いててハラハラドキドキな2時間半でした。追いつめられていくセフトンがどうやってその状況を打破するのか、見てるうちにどんどん引き込まれていく感じ。

で、この三宅さん演じるセフトンがとにかくかっこよかった!!
幸運なことに席が下手側のC列だったんです…!セフトンさんが目の前に座ってて、気がついたらずーっと見とれてました(笑)かっこいいしキレイなんだもん、顔がvv
一度だけ、席の関係でホーニーが目玉焼きを食べるシーンが(セフトンの陰になって)見えなかったんですけど、セフトンの背中が見れるからいいっかぁ♪って思ってしまった…(苦笑)
そういう状態で見てたので、今回健ちゃんの演技とか役者としてどうだったのか…っていう客観的な目線では見れなかったです;


ただ、普段の三宅健とは全く違うセフトンの表情はすごく印象的でした。いつも目をギラギラさせていて、周りの人全てを見下してるような態度で。他の捕虜たちが精一杯明るく過ごそうとふるまってるのに、その空気を一瞬で凍らせるような言動をとるんだよね。
実際いたら嫌いなタイプの人だなーって思いました(笑)いつも自分の損得を頭の中で計算してる人って感じ。


話はだいたい、他の捕虜たちがわいわい騒いでいて端っこにセフトンだけが黙って座ってる…って図が多かったんですが、そのセリフがない間の動きや表情が良かったです。
何回もたばこ吸ってたり、くちゃくちゃ音たてて物食べてたり。いすの背にもたれかかってじーっと報告を聞いてると思ったら、ロシア娘の話題になったとたん身を乗り出して(た気がする)、興味津々な顔で笑ってたり。
それからセフトンがおめかししてるシーンも面白かったです。かっこつけな奴だなーと思ってたら、その後ストッキングをくるくるっとしてジャケットの中に入れてて「あ、ロシア娘のとこ行くんだ。」って(笑)セリフがないところでも、動作で全部わかるようになってるんですね。

後半は仲間からスパイだと疑われて暴行されて、なんとも言えない悔しそうな表情のセフトンが見てて辛かったです。怪我もひどいし、プライドが高そうなセフトンは相手の術中にはまってスパイの罪をなすりつけられたことがめっちゃくちゃ悔しかったんだと思います(笑)冷静になって本物のスパイに仕返ししてやろうって気持ちと、自分の中の怒りとで葛藤してるんだろうなーと思いながら見てました。


最終的にセフトンは見事本物のスパイをつきとめて仲間の危機を救うんだけど、ハッピーエンドじゃないんですよね。最後のシーンでみんなが喜んでいる中、リーダーだけショックで呆然とした表情だったのが、まさに戦争の悲しさを表わしているように感じました。それから捕虜を取り締まる側のシュルツの苦しみも。

たぶん二回三回と見たら、楽しく過ごそうとしてる捕虜たちの閉塞感とかやりきれない感じがさらに浮き彫りになって見えてきたんだろうと思います。ので、もう1回観たかったー!!


すごくいい作品でした。1回舞台を観ただけで終わっちゃうのはもったいないので、今度は原作映画も観てみたいと思います。