感想…?

今、カラオケに行って「燃えろ紅ショウガ」流して「みやけ!みやけ!みやけーーっ!!」って叫びたい気分です。なんとなく…(笑)


「殺人者」の話、続きに書きます。





赤堀さんの作品を観るのは今回が初めてだったんですが、「赤堀さんの作品には独特の匂いや空気がある」って雑誌などで言っていた健ちゃんの言葉にすごく納得しました。
ドアにペンキを塗ってたり、揚げたてのアジフライが出てきたり、バーベキューをしてたり、洗濯物干してたり、ゴミを捨てたり、風が吹いたり、その匂いが観てる側にも伝わってくるような。
あとは匂いではないけど、松田家の2階から聞こえてくるピアノの音もすごく印象的でした。真理がずっと練習している「悲愴」の第二楽章は、絶対どこか音を間違ってるのに強引に弾き続けようとしてる感じで、登場人物たちの関係を示唆してるのかなーって思ったりしたんですが。


とにかくクセのある登場人物たちや、その人たちの意味不明な言動っていうものが話の中にうずまいていて、だけどそれらを全体的に見たときに全部意味を持っていてつながっていたのかなーって思います。
松田家の様子が、外から見てるとなんの変哲もない普通の家族なんだけど、家族の中から見ると間違いなくみんなバラバラで、そういうところがすごくリアルに感じられました。



こういう日常の中に潜んでる怖さみたいなものって、普段めったに考える機会はないけど、私は嫌いじゃないです(笑)
もっといっぱい書きたいことはあるんですが、時間がないのでこのへんで。。。